基本的生活習慣の習得

基本的生活習慣の習得(挨拶、片付け、食事、清潔など)

0~6歳における敏感期の一つに「秩序感の敏感期」があります。
いつもの場所、いつもの方向、いつも行う順序など、子どもはいつもと変わらない事を望みます。自分を取り巻く環境と、その諸関係を覚え、世界における自分の位置づけが解ろうとします。
そんな「秩序感の敏感期」が過ぎてしまわぬ内に、自分のことをきちんと自分でしようとし、出来るようになることがとても大切です。
この時期を逃すと日常生活の中の基本的生活習慣が身につきづらくなります。
当園では、挨拶、片付け、食事、着脱、睡眠、排泄、清潔などが身に付くよう、一人ひとりの子どもに正しいやり方を示し、出来るようになったら保育士が手を出さず一人でやり遂げられるのを見守り、「基本的生活習慣の肉体化」を促す保育を行っています。

一斉保育(年齢別保育)

基本的生活習慣の習得(挨拶、片付け、食事、清潔など)

一斉保育~造形、リトミック、体操、野菜栽培、絵本指導 etc.
一斉保育では、その年齢の「敏感期」に合った活動を年齢別に行っています。
敏感期は必要な時期を過ぎると消えてしまい二度と現れません。
そのために当園では年齢にあったモンテッソーリ教育、体操指導、造形活動、自然観察活動、散歩、天野式リトミック、絵本の読み聞かせ、音楽活動…などを行っております。
子ども達に本物の経験をしてもらうためにリトミック、体操、音楽活動は専門の講師の先生方の指導をいただいています。モンテッソーリ教育の職員指導はモンテッソーリ教員免許を持っている理事長が行っております。

自由保育(異年齢児保育)

自由保育 ~子どもに選択の自由を保障します

狛江子どもの家では、自由保育を自由選択活動と位置づけています。
子ども達が自発的にやりたい遊びを見つけ、集中して取り組み、やり終えた後の深い満足感を味わって一生の基礎となる人格を作って行きます。
現代社会では、言われたことは出来ても、自分で何をしたいのかが分からず、心が不安定で満たされないことが多くなっている傾向にあり、幼児期における自発的活動はとても重要です。
そのために「保育室でのモンテッソーリ教具を使っての活動」「自然と触れ合う観察活動」「造形あそび」「室内あそびで」「絵本コーナーでの活動」「園庭あそび」など様々な環境と機会を用意し、自由にやりたい遊びを選択して満足するまで繰り返し取り組めるよう、子どもの敏感期に適した環境の充実を図っています。

モンテッソーリ教育

子どもの成長の最初の発達段階は、誕生から6歳までで、この時期は更に誕生から3歳までと、3歳から6歳までの2つの時期に分けられます。

※1~3の各タイトルをタップしていただくと説明文が開きます。

1.誕生から3歳まで
2.3歳から6歳まで
3.日常生活の練習の意義と目的

自然とのかかわり

自然とのかかわりを大切に

人は自然と共に生きるのが一番生きやすいのです。そして、子ども達の心の育ちには自然の中での教育がとても大切です。
乳幼児期に自然の中で草花の成長を見たり、木の葉のゆらぎ、葉のこすれる音、木陰の涼しさ、木漏れ日の暖かさ、そして小動物達と仲良くなることは人格形成に大きな影響を与えます。
当園では自然の多くの恵みの中で生活し、自然への感性を養い、感謝の気持ちを育てる、このことを生きていく中でとても大切と考え、園庭や園舎全体、保育室、法人所有の「みどりの音楽堂」にも緑を取り入れています。
また、畑で野菜を育て自然の恵みの中で多くの感動を味わい命の大切さを知る、そして季節の野菜のおいしさをたくさん味わって欲しいと考え保育を行っております。

こだわりの給食

食育~楽しく、美味しい生活習慣

子育てにあたり、心身の発達に大切な食事を重視し、「法人独自の年間食育計画」に基づき食育を行っております。

1.安全な食材を使用しています

成長期の子どもの細胞の一つひとつは、食べ物からつくられます。 身体に優しく、安全な食材を使用しています。
例えば、お米は精製しすぎていない胚芽米。ビタミン、ミネラルの豊富な雑穀。
添加物の入ってない調味料を使用しています。
また、園児と育てた野菜や果物を収穫し、給食に取り入れています。

2.和食メニューが中心
バランスを重視した和食中心のメニューです。日本人に不足しがちなビタミン、ミネラルを補うために「まごわやさしい」(ま=豆類、ご=ゴマ類、わ=わかめ(海草類)、や=野菜、さ=魚、し=椎茸(きのこ類)、い=芋類)食事を実践しています。
味付けも薄味にし、素材本来のおいしさを味わえるようにしています。

3.“楽しい食事”で“心にも栄養“を
園庭に咲く季節の花をテーブルに飾ったり、ランチョンマットを使用したり、静かなクラシック音楽を聴きながら、食事をいただきます。お天気の良い日はテラスで食事をするなど、楽しい雰囲気づくりをします。

4.クッキング
「調理保育計画表」を作成し、子ども達が楽しく自主的に調理を経験出来るよう取り組んでいます。いろいろな食べ物を見たり、触ったり、味わう経験を通して少しずつ好きな物や食べたい物が増えていきます。小さい頃から、本物の食材と触れ合う機会を持ち、簡単なお手伝いやクッキングも行っています。